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ニュージーランドの国旗の変更騒ぎの結末は? [海外生活]


こんにちは、もふこです。


さて、ニュージーランドの旗の変更についての議論は長期にわたって続き、ついにその結論が出ました。


10,292個ものデザインが一般人から応募され、そこから元のデザインを含めた40個に絞られた旗のデザインは、最終的に元のデザインと、Kyle Lockwood氏の考えたデザインの2つのうちから決定されることになりました。

Process-tile-2.jpg

( https://www.govt.nz/browse/engaging-with-government/the-nz-flag-your-chance-to-decide/ より)


3月4日、ニュージーランド人のフラットメイトにニュージーランドの旗は元来のものがいいか?それとも変えたいか?という国民投票の用紙が届きました。
フラットメイトは、「いや、もちろん元のやつがいいよ。」といって速攻投票していました。


1,200,003人 (56.6%)が元来のデザインに、915,008人(43.2%)が最終選考に残ったデザインに投票し、結果として旗の変更はなくなりました。


ニュージーランドの人口はおよそ4,600,000人で、人口の2/3が有権者であるとすると、約3,070,000人が有権者であることになります。
そうしたときに、2,115,001人が投票したというのは単純計算で68.9%の投票率があったことになります。

日本の2014年の投票率は59%ですので、ニュージーランド人は比較的投票に積極的なのではないかと思いました。



ニュースのインタビューをみていると、「オーストラリアの旗に似すぎている」、「よく間違えられている」などの意見を挙げ、新デザインへの変更を訴えていた人もいましたが、

「新しいデザインは子供の落書きのようだ」、「もう少しいいデザインだったら変えてもよかったのではないか」、「変えるのはお金の無駄」、「プロのデザイナーのデザインもあったらよかった」などの意見が多く、個人的には「56%?元のデザインへの支持、70%くらいあると思っていた」というのが本音です。

また、旗の変更に関しては$26 million (およそ20億円)もの大金がかけられるとのことでしたので、お金の無駄だという市民の意見は正当だなという印象を受けました。

元のデザインには先住民に対する尊敬の念が感じられない、イギリスの属国というイメージが強いという意見があったということでしたが、実際にはマオリ族の投票者の内70%以上は元のデザインに投票していたと報道されていました。

その理由の推測として、ニュースの中では「旗を変えたがっているジョン・キーへの反感」が挙げられていましたが、正直なところ「国のリーダーへの反感が理由ではないか?」なんて ニュースで堂々と言えてしまうのはすごいな、という印象を受けました。


私個人としては元のデザインの色が好きだったので、旗の変更がなくなってよかったなと思います。


以上、もふこでした。

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